やまびこブログ~風の谷の徒然なる日々~

 法人の活動報告やイベント告知を中心に、スタッフが日々感じたことや自閉症の方の魅力、福祉の仕事の楽しさについて発信しています。

 先日、ホーム明けのスタッフから出た話です。
 夕食時、嫌いなブロッコリーが入っていたのを除けた利用者さんがいらっしゃいました。
その時の一言が「〇〇さん、ブロッコリー食べるんだ!」
 そのスタッフは付け合わせ増量となりましたが、
「初めて名前を呼んでもらえました!!」と
喜びの報告をしていました。

 私たちは基本的な姿勢として支援を前面には出さず、陰になることが多いです。邪魔にならないように付き添い、必要になった時だけ手を出すという形ですが、その分、あまり利用者さんから直接アプローチがある場面は多くありません。
 特に新しいスタッフの場合は半年、1年とお付き合いした時に初めて直接のやり取りの場面に巡り合うということもあります。

 今回のスタッフの報告は皆が共感する、いわゆる現場アルアルでした。N

 『根が深ければ枝葉は枯れず、源に水があれば流れは涸れることはない』
 人は様々な活動の中で結果を目指して奮闘しますが、これまでそれでの生活は経済的な成功のみを目指しても永続的ではないし、本当の満足感には繋がらないのではないかと考える人が増えています。
 そういった中で世界共通の、お金を多くもつ、という目的から個々の満足感や達成感を見つめ直す動きが広がっています。

 冒頭の言葉は人が誰しも誰かの影響や指導、つまり、誰かのお世話になって、物を考え、行えるようになっていることを示していると思います。その代表が親ですが、その他にも影響を受けた人を持つ方は多いと思います。その原点を見失わないことが尽きずに湧き出す源水となり、その時に思った目指す方向や夢、”何のため”を見失わずに行動し続けていくことは夢の実現として広がる枝や葉をつくるための根っこになるのだと思いました。

 中には、その源水や目標とする葉や実がまだはっきりしない人もいらっしゃるでしょう。目標が決まった時のために今は根っこを強くしておこう、と考えることで目の前の取り組みに意味が出てくるのではないかと思います。
 
 本年度も常勤、非常勤ともに新規採用のスタッフが加わっています。より個々がそれぞれに光ることを追求する社会に向かっている今、新人もベテランも常に根っこを深く、広く、強くすることを忘れずに、各利用者さんの持ち味をしっかり活かせる環境にしていけるよう知恵を絞っていきたいと思います。N

 九州南部の水害に遭われている方々、感染症太悪もありますが、まずは身の安全を第一に避難所を躊躇なく利用していただきたいと思います。また、救助、医療に携わる皆さん、感染との格闘が続く中でのさらなるご苦労、とてつもなく大きなものだと想像します。現場で奮闘する皆様があり、救われる命がたくさんあります。どうかそのためにご自身の健康、安全もお忘れなく、考えていただきながら対応に当たってください。一日も早く状況が落ち着くことを願っております。

 タイトルの新聞記事からの話題です。
 広島市東区矢田町では町内会で支援を希望する高齢者一人一人と相談を行い、有事の際の連絡方法、連れ出し方、担当者を決めて確実に避難できる体制を整ているとのことです。

 やまびこ工房は福祉避難所の指定も受けており、災害時には特別な配慮を必要とする方の受け入れ先となる役割を担います。現在、そのための準備を進めているところですが避難所としての準備に感染症対策が加わり、さらに想定の幅を拡げる必要が出てきています。

 地域の中で誰も置き去りにしない防災がつくれるよう想像力を働かせて準備していきたいと考えていますが最も重要になるのは共助、近助と言われるはたらきです。
 ご近所に一人暮らしの高齢者がいらっしゃる場合、安否確認等でつながりをもっている方がいるかいないかで有事の際には対応の速さが大きく変わってきます。
 人との距離を置かなければならない状況下ですが、いざという時に連帯できる地域が理想だと思います。N

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