やまびこ工房の自主製作品の刺繍は、スウェーデン刺繍というものです。
この刺繍は、独特の刺繍針で、ジャバクロスという刺繍用の布の目をすくっていきながら刺繍を行います。この刺繍の一番の特徴は、布に刺し通して図案どうりに縫っていくのではなくて、布地の織り目を数えながら、トンネルのようにすくって糸を通して作業する事です。

 img20070704.jpg実際は右のような指示書を見ながら、刺繍していくのですが、見て分かる
通り、とても細かく、わかりにくいものです。
今どこの目をとっていたかわからなくなってしまったりします。


 そこで、利用者さんたちに刺繍を行ってもらいやすくするために、
私たちは「チャコパー」というペンタイプのチャコペンを使っています。

 このチャコパーを使って、下のようにとる目のところに印(茶色)をつけておきます。img20070703_2.jpg

 そして、針に刺繍糸を通しておきます。
そうすると、利用者さんは印のとおりに目をとっていけばいいわけです。
職員のセンスがかなり必要なのが難点です…
日々、職員同士でデザインを考えています。
デザインだけでも考えてくださる方がいましたら、ぜひ助けてください!(K)