やまびこブログ~風の谷の徒然なる日々~

 法人の活動報告やイベント告知を中心に、スタッフが日々感じたことや自閉症の方の魅力、福祉の仕事の楽しさについて発信しています。

2012年10月

どうも、新職員のIです。

突然ですが問題です。

121028_2201~01


図のような1辺が10cmの正方形ABCDにおいて、
点Pは点Aを出発し、辺AB上を秒速2cmの速さで点Bに向かい、
点Qは点Bを出発し、辺BC上を秒速2cmの速さで点Cに向かう。
今、点Pと点Qが同時に出発した。
この時、三角形PBQの面積が8平方センチメートルになるのは、
点Pと点Qが出発してから何秒後か求めなさい。


パッと解き方が浮かぶでしょうか?
適当に数字を入れちゃえば解けちゃう問題でもあるのですが…

何で突然こんな問題を出したのかというと、
今週、この問題の解き方を教えてくれと頼まれたからです(笑)
方程式の問題なので、出発してからx秒後として立式すればすぐ解けます。
たまたまですが数字も簡単ですしね。

で、何故こんなことをこの日記に書いているのかというと、
そういえば今の仕事って、明確な解法がある仕事じゃないよなあ、
なんて考えたからです。

数学の問題なら解けば答えは出ます。
国語の問題でも文章を読んで答えを出すことができます。
でも人を相手にする仕事は、これが正解!というのは存在しないですよね。
時と場合によって必要な対応も変わってきますし、同じ答えが出続ける訳でもない。
だから難しい。
でも、マニュアル通りのやり方だけが正解じゃないというのも、
それはそれで面白いと僕は思います。

正解がはっきりしない中で思考を張り巡らせる面白さを、
もっと学生さんたちは知る機会があってもいいんじゃないかなぁ、
と思った1週間でした。

どうも、新職員のIです。

今週、見学&実習希望の方がいらっしゃいました。
他県の障がい者施設で働いている方で、より良い支援のために、
やまびこ工房での取り組みを見たい、とのことでした。

実際に話をさせていただいたのですが、とても真摯で真面目な方でした!

障がい者施設もいろいろありますが、自閉症という障がいの方には、
現在工房で行っているような個別対応が理想的、とのことでした。
実際の施設では自閉症ではない知的障がいの方もいらっしゃる場合が多く、
そういった場合は個別の対応が難しいとのことでした。

もちろん私たちも自分たちの支援に関して驕りを持っているわけではないです。
もっと良い方法はないのか、より良い支援はないのか、日々試行錯誤しています。
ですがそう言っていただけると、少し自信にはつながりますよね。

同じような想いを持って支援にあたっている人がいるというのも、
双方にとって大きな収穫であり、自信にもつながりました。

様々な人と、お互いを高めあう関わりがもっとできるといいなぁ。
そんなことを考えたのでした。

どうも、新職員のIです。
大分気候が秋めいてきましたね!
着るものにこだわりのある方だと衣替えの季節は大変だという話をよく聞きますが、
これも自閉症ならではでしょうか?

かく言う私も先日、夏物の服と冬物の服を入れ替えました。
日中はまだ暖かい日も多いですが、朝の冷え込みは本当に寒いですね…
家を出るときだけの気温でその日の服を考えて後悔することが多々あります。

とはいったものの…
自分が担当している作業室は今でも冷房です。冬でも冷房です。
しかし冷房をつけているのに外より暖かい(笑)
人の熱気はすごいんですねえ…
暑さ寒さに弱い方もいらっしゃるので調整が結構難しかったりします。

そうでなくても常に室温管理には気を使っていますが、
それでも外の気温の上下が激しいので、体調を崩す方も出始めています。
季節の変わり目ですしね。

どうか皆様もご自愛くださいませ。

どうも、新職員のIです。
また更新に間が空いてしまいました…
ご覧になっていた皆様、大変申し訳ございませんでした。
ちゃんと更新します。

久々なのでタイムリーなネタを…

障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律
が10月1日より施行されました。
障害を持つ人に対して虐待をしてはいけない、というものです。
障害の有無にかかわらず虐待していけないのは当たり前のことですけどね。

先日、この法律に関しての研修会に参加してきました。
ここで出てくる虐待は身体的・心理的なものはもちろんのこと、
ネグレクト(放棄・放任)も含まれているとのことです。
身辺介助や世話をしない、必要な福祉サービスや医療・教育を受けさせないなどですね。

そこで具体例が出てきたのですが、
「食事の著しい偏りによって栄養状態が悪化している」
「汚れた服を着させ続ける」
などなど書いてあるのですが、

コレ、自閉症の人だとどうなるんだろう?という疑問がわいています…
(※個人的な意見です)

食事や衣服に対してこだわりがある人は多いですし、
それを無理矢理変えてしまうのは、それはそれで心理的虐待なのでは、とか…
(※あくまで個人的な意見です)

障害者は自分が虐待を受けていることがわからない場合もあるので、
そういった場合は周りが判断することになるんだろうと思うんですが、
客観的に見たらどう映るのか、とか…
(※しつこいようですが個人的な意見です)

あまり明確な線引きができているわけではないのですが、
利用者さんのためになるのかどうか、が一つの判断基準にはなるのかな、とは思います。
でもそれも結局主観的なものになってしまうと思うんですが…
難しいですね…

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