やまびこブログ~風の谷の徒然なる日々~

 法人の活動報告やイベント告知を中心に、スタッフが日々感じたことや自閉症の方の魅力、福祉の仕事の楽しさについて発信しています。

2018年01月

 学校も始まり、今日から仕事始めという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 本格的なスタート、昨日は成人の日、また、東京五輪の選手選考に関連して衝撃的なニュースがありました。
 そこで思ったこと。スタートに当たって目標を立てる方は多いと思いますが、同時に何のための目標かという目的を見失ってはいけないということです。

 五輪の代表選考のニュースも東京で行われるということで、選手にとってもその価値が大きく、重くなっているのは間違いないと思います。
 しかし、五輪出場は目標であって、その方の選手としての目的ではないのではないかと思います。
 東京五輪という巨大なプレッシャーの中で相当な精神的負担も要因の一つかと思いますが、そのことで出場やメダル等の目標と何のため、誰のためという目的を混同してしまったことが誤った行動を生んだのではないでしょうか。
 
 私たちも目的と方法、目標を整理して確認し合いながら良い支援をつくっていかなければならないと思います。

 松代藩家老 恩田木工。深刻な財政難を建て直したことで名を残しています。
 彼が改革の始めに行なったのが藩士全員、藩主やその家族も含めて現状を包み隠さず伝えたことでした。その上で彼は"決して他人事とは考えぬこと"と訴え、同意を得てから具体策を講じていきました。
 
 何事も他人事と考えれば力も知恵も湧きません。
傍観者と主体者の違いについて、傍観者には責任感がなく、大勢集まっても価値ある仕事はできない、主体的に行動する人間には苦労も批判もあるが、満足と充実がある、と。

 私たちも地域の福祉をつくる主体者の意識をもって支援に臨みたいと思います。N

 日本人初、無補給単独の南極点到達のニュースが報じられました。
 南極大陸の海岸から1126kmを100kgのそりを引いて1117日から15日まで約2か月かけ徒歩で到達したとのこと。

 荻田泰永さんはインタビューに「諦めず、目の前の一歩一歩を積み重ねた。新しい世界を経験し、今まで感じたことのないことも感じた。自分の引き出しが一つ増えた」と。

 物事を達成するのは、ひとえに諦めないことなのだと強いメッセージをいただきました。N

 今年も通常業務を開始した第1,第2やまびこ工房ですが、毎年の最初のヤマ場を迎えております。
 変化の苦手な自閉症の方にとって連休が続くのは余り嬉しくないようです。

 特に毎年の年末年始の休業明けから成人の日のために3連休になるこの時期は予定の確認を丁寧に行っております。
 両やまびこ工房とも週末は休みとなるため、ご自宅に帰られますが年末の休みが明けて初日は笑顔で出勤される方が多く見られ、通常のパターンに戻ってホッとされている様子が伺えます。
 しかし、1月は出勤再開の直後に再び連休となるため、見通しがつきにくくなり、不安を感じられる方もいらっしゃいます。
 正直、ハッピーマンデーなんかない方が!と思うことは多々あります。
 ですから毎年、新年のスタートは心して予定の伝え方や久しぶりに出勤された皆さんの過ごされ方に配慮するようにしています。

 それがうまく行くかどうかは利用者さんご本人が教えてくださいます。
 さて、今年は・・・N

 昨年制作したクリスマスリース、正月飾り仕様になって玄関にかかっております。
 年末年始、皆さんご家族と楽しく過ごされたようで、表情に余裕があります。
 また通常の過ごし方に戻ったのも安心材料になっているようです。
 本年もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
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