やまびこブログ~風の谷の徒然なる日々~

 法人の活動報告やイベント告知を中心に、スタッフが日々感じたことや自閉症の方の魅力、福祉の仕事の楽しさについて発信しています。

2018年09月

 ある社長さんが面白い話をしていました。現代はテクノロジーの発達によって便利になった分、人が人と直接やり取りできなくなっている。つまり、コミュニケーションが下手になっていると。
 いかにも昭和の香り、人情が薫る雰囲気のする社長さんだと思いました。
 そして、人が人と信頼関係を築く力をつけるには人の中で直接やり取りを重ねることはもちろんですが、誰かのために役立とうとすること、役立つために考え、行動を起こす事が、情を磨く上で不可欠だとのことでした。

 私たちの仕事は常に利用者さんに役立つ支援の形を考えており、福祉の現場は一番、情を磨くことができる場のではないかと思いました。
 同時にそういった現場であるべきたとも言えます。日々の業務に追われ、ルーチンワークをこなす日々に陥っていないか、今一度振り返ってみたいと思います。N

 ある繁盛店、カフェの話です。
 市の商工会の会長もやっている社長が店に帰り、混雑ぶりを見ると「コーヒー屋のオヤジ」に戻ってカウンターで皿洗いをしていたとのこと。

 創業者がこの姿勢なら、社員も夢中になる。社員は、みんな「ウチの労働時間は“ブラック”ですよ」と笑いながら手を動かす。
 業種を超えて、活気ある会社によく見られる光景でもある。ここには、若手を「本気にさせる」本質がありそうだ。

 ある雑誌で紹介されていたお店の様子です。

 やまびこ工房でも施設長が利用者さんに呼び出され、しばらく話を聞いていることがあります。また、決まったタイミングで言葉遊びの相手をするパターンになっている事務員もいます。
 全スタッフが利用者さんを中心に繋がっているということだと思います。N

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