やまびこブログ~風の谷の徒然なる日々~

 法人の活動報告やイベント告知を中心に、スタッフが日々感じたことや自閉症の方の魅力、福祉の仕事の楽しさについて発信しています。

2019年01月

 今日で阪神淡路大震災から24年になります。日本はこの年から思考ベースが劇的に変化したと言われます。特に先の東日本大震災以降、最近でも熊本や大阪、北海道の地震、西日本の豪雨など自然災害が続くようになっており、防災意識をもつことは当たり前になっています。
 災害時に世界的に話題になるのが市民の助け合いの姿です。中でも若い人たちの積極的な行動が感動と共感を呼びました。

 先日の成人式でも災害に見舞われた各地域の代表者が地元に貢献したい、あの時お世話になった恩を返したいと語られていました。
 こうした意識をもつ若い人たちが中心となって平成の次の時代を創っていくのだと思います。

 災害時の積極的な動きからこの日をボランティアの日とされるようになりました。
 ボランティアというと何か特別な非日常を思い浮かべる人が多いかと思いますが、"困ってるな"に"自ら"行動を起こす事がボランティアと言えると思います。

 スマホの普及で個々に情報収集、発信が簡単にできる現代、情報に触れることで体験したと勘違いする危険性も生まれています。接した情報からどういった事を考え、その考えをどのような行動に表わすのか、とかく"お節介"と言われがちな昨今、敢えて、いらぬお世話を焼いてみる日としても良いのではないでしょうか。N

 いよいよ寒くなってきました。また、インフルエンザの流行も始まっていますので"私は大丈夫"を廃して十分に対応していきたいと思います。
 対応法は様々言われている通り、手洗いうがい、加湿、感染の可能性のある場所へ近づかない等ありますが、根本的には自分の体調を認識することが一番の対応法になるのではないかと思います。
 気温差、続く乾燥、年始からバタバタと忙しい日々の中で自分がどのくらい疲れているのか、どの程度休息を必要としているかといった事を考えながら仕事に取り組むことも大事なのではないかと考えています。

 かくいう私も若い頃のように寝なくても気合でどうにかなったりはしなくなってきました。
 そこで最近感じるのは自分の状態について、また回復の仕方や何で疲れやすいのかといった自分に対するアセスメントが重要だという事です。
 また気を付けなければならないのが休み方です。色々詰め込みすぎて休み明けは疲れ切っているなんてことは多々聞かれることです。人それぞれ疲れ方も休み方も違いますから自分に合ったものを選んでいく必要があります。

 基本的な考え方としては体と気持ちは一体だということ。気持ちが疲れている時に体を休め、体力の回復を図る事で気持ちのリフレッシュが得られます。気持ちの整理やリフレッシュの方法は分かりにくい面もありますし、回復しているのかどうかも確認しにくいものです。だから体の方をターゲットにして対策を講じた方が早く効果が得られることが多いです。

 私たちも普段、利用者さんの状態について気を配り、意識を集中していますが、それを行う主体である自分の健康状態は間違いなく利用者さんへの対応力や気づきの力に影響します。
 何をするにも自分のことをどれだけ解っているかということが力の発揮に直結するのだと思います。
 それはセンター試験に臨む受験生の皆さんにも言えることだと思います。最高のパフォーマンスを発揮出来るように冷静に適切な調整を行ってください。

 私たちも体調を崩しやすい時期、自分のことを正しく認識しながら早めの対処をしてイイ仕事が出来るように心がけたいと思います。N

 先日10年以上行っていなかった高尾山へ行ってきました。運動不足を意識しているこの頃だったので途中で膝を傷めるのでは😅と不安もありながら意外とスムーズに頂上まで行けました。(もちろんケーブルカー使ってませんよ)
 頂上では残念ながら雲が多く、かなり暗い空が見られていましたが、数分後にパーっと陽が差して一気に明るくなりました。
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 話は変わって、いよいよ入試本番の時期になってきます。直前の対策としては覚えることを増やすというよりも本番で実力を発揮するための準備が重要になってくると思います。
 体調管理はもちろんですが、直前だからこそ焦らず、これまでのペースを乱さず、模試の結果にも扮動されない覚悟のようなものが必要になるのではないでしょうか。
 空模様がほんの数分で晴れたようにちょっとした心構えで力の発揮具合も一瞬で変わります。
 ともかく、最後まで体調を崩さず、もし体調不良があったとしても、今は着実に蕾を膨らませている時。やり切ったと言える花を咲かせてください😊N
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 松の内も明けて本格的に社会も動き出しました。
年が明けると一気に日が長くなり、日の出🌄も早まっています。
 我が街、田名は遠くまで見渡せる景色が多く見られます😊

 今回も先日読み終えた本からのご紹介です。
“青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。”
“時には二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。”
"歳を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる"(サミュエル・ウルマン)
 真っ先に風の谷のご家族を連想しました。今回の年末年始も長い休日となり、様々なケアが必要だったかと思いますが、年始早々に勉強会を開催される方、ご本人のスケジュール調整の相談をされる方、グループホームやショートステイで使われる物品の入れ替えをされる方、同時並行でご自宅の大掃除もこなされつつ、です。
 こういった皆様の活動を知ると主にご家族のためにという方が多いと思いますが人のために、社会のために行動されるということが若さと元気の秘訣なのだと思いました。
 今年も無理はなさらず、ますます青春の日々を重ねていただきたいと思います。
 もちろん利用者さんと同世代の私も。風の谷を利用される皆さんと青春を謳歌したいと思います。
 いよいよ春の蕾が膨らんでいます。N
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 余談ですが先日、競技かるたの名人、クイーン決定戦が行われ、インターネットで生中継されていました。種目が何であれ、一つのことに真剣に取り組み抜いた人のギリギリの勝負には感動を覚えます。
 この種目に関心を寄せる人はいませんが😅

 1月4日は第1、第2やまびこ工房の仕事始めでした。年末年始の長い休みから久しぶりの出勤でしたが皆さんいつも通りのペースで過ごされていました。更に今年は初の試みで週末の日程調整を行い、4日、5日の金土曜に開所という形でした。
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 当初、かなりの混乱の可能性が予想されていましたが、皆さん日程をお伝えすると、へぇそう、といった様子で仕事始めの日ももしろ日常に戻ってホッとされているようにも見えました。
 状況が理解できれば、それをどういった形で受け入れるかという対応をされるようで、中にはこれまで一度も希望されなかった外出予定を自ら提案され、これまでと違った出勤のパターンに対処される方もいらっしゃいました。

 私たちが配慮だと思っていた日程調整等の対応は皆さんが状況を理解し、対処することを信頼していないことの表れとも捉えられるのではないかと思いました。
 私たちが自分の役割を考え直すとても良い機会になったと思います。それを教えてくださった皆さんへの感謝からスタートしたいと思います。N

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