どうも、新職員のIです。

昨日の話になりますが、サポート研(全国障害者生活支援研究会)公開セミナー、
『障害者総合支援法~その経過と課題~』に、
主任Yと新人Tと私の3人で参加してきました。

内容が内容なので、福祉業界にまだ疎い自分には難しい話だったのですが、
せっかくなのでざっくりとまとめてみます。間違いがあったらすみません。



今ある障害者自立支援法は応益負担の問題などから、
「廃止する」と当時の長妻厚生労働大臣が明言したのが2009年9月の話。
その後2009年12月に内閣に「障がい者制度改革推進本部」が設置されています。

その本部のもとに「障がい者制度改革推進会議」が設置され、
その会議の下、施策分野別の部会が設置されてました。
そこで障害者に関わる法律を制定するためにできたのが「総合福祉部会」。
障害者総合福祉法の骨格提言を行った部会です。

要するに「こうしたらもっと良くなる!」というのを考えたわけですね。
ちなみにこれを考えた総合福祉部会の過半数は当事者だったそうです。

で、その改善案である骨格提言は…ほとんど反映されてないと。
政府案は自立支援法の延長のようなものなのだそうです。

一応、法の施行後5年後に再検討ということにはなってるようですが、
「5年後」というのは実質「やらない」のと同意なのだそうで。
そこは3年後に変わりましたが、先延ばしになっているのに変わりは無いですね。



要するに、法の名前が変わっただけ、ってことなのでしょうか。
だとしたら法を変えるために動いてきた人たちの頑張りはどこへ行くのでしょう…