どうも、新職員のIです。

自立課題を作ってみました!
(自立課題って何?というのはまたいずれ…)

20130210-1
パッと見ただけで内容がわかるでしょうか?
「見た目でわかる」というのが自立課題においては大切なのですが…
色のついたコインを同じ色のところにその枚数だけ入れる、というものです。
色と数字という2つの刺激があるので混乱するかな?とは思ったのですが…


数字の「順番」を理解している方にやっていただいたところ、
20130210-2
なるほど、といった感じでした。
色分けだと思ったみたいです。ちなみに指示しても理解が難しいようでした。


これだと自立課題としては不十分ですが、
色で分けることはどうやら理解してくれたようなので、一工夫。
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視覚的にわかりやすくしてみました。
これで再度挑戦してもらったんですが、コインの枚数がピッタリでないと、
終わりだと納得できないようだったので、そこも揃えたところ、


20130210-4
お見事!
今度はすぐに理解できたようです。
同じ色を2か所にしても問題ありませんでした。

今回作ってみて思ったこと、というか気付かされたことなんですが、
数字が持つ「順序」(1の次は2)を理解していても、
数字が表す「数」(○○は2、○○○は3)を理解しているとは限らないのですね。
数字の概念の理解というのは案外難しいのかもしれません。

視覚的な理解として、数字も記号として捉えているのかもしれませんね。
そうすると順序が理解できて、数が理解できないことに合点がいくのですが…

そんなことを一人で延々と考えていました。興味深いなあ。