ある精神科スタッフの話です。
 その男性は苦学して難関の精神科認定看護師として働いています。なぜこの仕事を選んだのか?との質問に対する答えにとても共感しました。
 専門学生の実習で精神科病棟に通っていた時期のこと、30年以上入院されている患者さんと将棋を指したところ、接戦の末、患者さんが勝利。その時に初めて笑顔が見られた。それが忘れられなかったから、とのことでした。
 最後にこんな言葉が『薬を渡すだけなら自販機でもできる。看護師は薬を渡した時に気持ちの温かさも伝えられる』

 私たちも利用者さんの社会での生きにくさに共感しながら一緒にそれを改善していく存在でありたいと思いました。N