見通しをもつことが得意でない自閉症の方が抱える不安が強くなる等のストレスを抱えた時に同一性の保持、いつも通りの行動や状況をつくって自らを安定させる、それがコダワリと呼ばれる行動です。
 
 ナウシカの皆さんも様々な場面でパターンをつくって日中活動で何かストレスがかかることがあっても安心できる状態に戻れるように独自のルーティンを持たれています。
 それが私たち職員との決まり文句のやり取りの場合もあり、そのやり取りが私たちにとっても利用者さんの状態を確認できる材料になっています。
 また、それがスタッフの側にとってもペースメーカーのような役割になっており、いつも通りのタイミングでいつものやり取りをすることで支援の手順も一定に保ちやすくなっており、私たちにとっても安心材料になっています。

 ここ1〜2週間、そのやり取りの内容が増えたり、それを行なうタイミングも増えたりする傾向が見られています。月末で新たな予定表が作成されることや更にその先には年末年始が控えているといったことが影響しているのではないかと考えています。
 年の瀬に向かい、忙しくなる時こそ、普段通りを心がけナウシカは皆さんがリセットできる安心の場所てありたいと思います。N

付記:
 この時期気持ちが忙しくなり事故が多くなります。こういった時期だからこそ敢えてゆっくり歩く、空き時間を多めに取ることが事故防止には一番良いそうです。