仕事を行う際、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)というpdcaサイクルがよく取り上げられます。

 先日、読んだ記事に今はoodaサイクルであるべき、とありました。
 pdcaのサイクルはAIの発達でこれまでの対応方法と結果のデータから迅速にそのパターンによる対応法が割り出されるようになっているそうです。
 では、人間にできる仕事がなくなっていくのか?そんなことはなく、より人間らしい仕事のやり方が必要になるとの内容でした。

 OODAは「観察(Observation)・情勢判断(Orientation)・意思決定(Decision)・行動(Action)」とのこと。
 少し前にKY(空気が読めない)という言葉がピックアップされたことがありましたが、その空気を読む力が今、必要とされているようです。

 私たちの支援の仕事は明確な言葉で希望を伝えていただけない場合が多く、好きなものを選んでいただくような時も、その反応を注意深く観察し、その空気感で判断していることが多くあります。
 それが間違っていたことが判明することもありますが、その繰り返しの中で汲み取れるようになるものも多くなっているのではないかと思います。

 その意味では福祉職というのは、今後必要とされる能力が鍛えられる職業なのかもしれません。中でもコミュニケーションが苦手な自閉症の方の支援に取り組むことは得るものが多いように思われます。

 将来、企業や政党から研修の申込みが殺到する日が来るかも、と一人、夢想してしまいました。N