先日、東日本大震災から7年を迎えました。未曾有の大災害となった大震災は7年が経過した今も沢山の方が避難生活を続けられています。同じく国内外からの支援活動も続けられています。
 そういった人と人の繋がりが行政等の支援や災害の規模よりも重要な復興要因となっているとのことです。

 ソーシャル・キャピタルという言葉があります。人々の協調性の度合いを表すものです。世界中の被災地をまわって調査、研究を行っているDr.アルドリッチの報告では結婚式や葬儀が頻繁に行われる集落ほど人口や投票率の回復が早いという結果が確認されています。
 地元地域の人の繋がりは当然大事なのですが、災害時の場合、避難のために移住してくる人が多くなります。そういった人たちを含めた新たなコミュニティーが作られる地域は被災前の水準に回復するのが早いとのことです。

 ナウシカもいかに地域との繋がりをつくっていくかという事に知恵を絞っている所ですが、繋がりを作るために試行錯誤していること自体がいざという時に新たな地域をつくっていく方法として生かすことができるのではないかと思いました。
 なかなか目に見える形での地域交流は得意でない方が入居されていますので、その人たちに合った交流と関係性づくりのデータが残せたら何よりだと思います。