仕事もスポーツもチームワークは重要だし、必要なことです。しかし、そのチームのメンバーは社内で目立った動きをする、いわゆる優秀な人だけで作れば最高の戦力になり、最高の結果が得られる、とは限りません。
 むしろ、うまく行かないことの方が多いかもしれません。
 最近読んだものに良いチームの条件として以下の項目が挙げられていました。

(1)少人数である
(2)メンバーが互いに補完的なスキルを有する
(3)共通の目的とその達成に責任を持つ
(4)問題解決のためのアプローチの方法を共有している
(5)メンバーの相互責任がある

 少人数であればあるほど、連携は取りやすくなり、チームとして効率的な動きが取れるというのは、誰でも思うところだと思います。
 また、先に触れた成績優秀な人だけを集めてもチームとして機能しなくなるというのが(2)になるのでしょう。メンバーが互いに得意分野が重ならず、自分が苦手な分野を他のメンバーが得意であれば強力なチームとなります。

 そして、このブログでも何度か紹介している通り、当事者意識を持って取り組むことが重要であり、チームであるがために目標達成に責任感がない人がいれば、それはチーム全体の力の発揮を阻害することになります。これが(3)

 (4)がミーティングの目的になるのだと思いますが、現状の共通理解とそこから目標達成までの道程と個々の役割分担の理解が全体化されていることがいちいちリーダーが指示を出さずとも協力体制を取り、効果的なチームワークを起こすことに繋がります。

 (5)当事者意識をもつだけでなく、チームの個々のメンバーが役割を果たす事がチームメイトに良い効果をもたらし、それが目標達成に必要であることを理解していること、そして実際にその役割分担を形成すること。
 
 メンバーの得意分野や個性が異なるのは当然です。それをチームとしてより効果的な力を発揮するためには役割分担とその役割が果たす意味を共有し、理解することが最も重要なのだと思いました。N