『自閉症者の世界を体験』との新聞の見出しに思わず、ガバッと顔を近づけてしまいました。
 東大、阪大の研究チームが当事者の協力のもと、それぞれの方の体験している感覚に近いものを聞き取りとご本人に体験してもらい、検証することで視覚や聴覚の典型例が体験できるものを製作したとの記事でした。
 当事者の方から話を伺い、作成した映像を見てもらいながら、少しずつ実際のものへ近づける作業を粘り強く行なったとのこと。
 東大で行われた体験会には、自閉症のお子さんをもつご家族も参加されたとのことで、"少し体験しただけでも疲れた" "こんなに大変な思いをしているとは思わなかった" "怒るのはやめようと思った" 等の感想が寄せられたそうです。
 今後、学校でも体験してもらう機会を作っていくとの事でした。
 まだ典型的な一例を体験できるというものですが、この技術の応用そのものよりも当事者の方からより正確な感覚を聞き取る方法が発達していけば、私たちがこれまで色々と想像しながら行ってきた支援がその方に合った本当に必要なものにできる日が来るかもしれません。N