驚きのデータ(厚労省発表)を目にしました。
 現代の社員50人以下の規模の会社における新入社員の離職率に関するもの。なんと50%を超えているそうです。3年以内ということは、もちろん1年未満の場合もあるということです。

 福祉の現場では人材の確保の難しさが言われて久しいですが、その中でも風の谷では、長く務めるスタッフが多いことも事実です。先のデータに漏れず早期退職になるケースもありますが、仕事内容が専門的な面があるため、ある程度の期間、基本的な知識、技術を獲得するのに時間を要するのかもしれません。

 法人内で事業所が増えてきたことで、なかなかスタッフが揃って顔を合わせる機会が少なくなっていますが、そうした中だからこそ人材確保と共にその育成の方法が大切になるのだと思います。
 そういった考えから勤務年数に応じた研修内容の検討や伝達の仕方を検討中です。

 ネットを中心にパワハラという言葉が独り歩きしている感もあり、会社で新人教育に当たる方はずいぶん気を遣わなければならない、などという記事も目にしますが、はっきりした方針、平たく言えば、良いのか悪いのか、合ってるのか間違ってるのか、考えを示すことが大切なのだと思います。
 私たちは利用者さん中心主義で支援方法も何が良いのか、悪いのか明確に伝え合い、確認し合いながら取り組んでいきたいと思います。N