「施設が社会の補完的役割を果たす砦であり、同時にその自覚をもって実践的な努力を行うことで新しい社会をうみ出す」
 日本社会福祉の父と呼ばれる糸賀一雄氏の言葉です。
 脱施設が叫ばれて久しく、私たちのイメージも施設内で行う活動が従、地域に出る、外での活動が主、との感覚がなきしもあらずです。
 しかし、施設そのものの存在にも大きな意味があり、今の社会では暮らしにくさを抱える方の居場所になるということと、そこから望む形の暮らしをつくっていくベースキャンプの意味があり、その実践は地域社会の理解と暮らしやすさにつながる、ということだと思います。
 第1、第2やまびこ工房もナウシカも短期入所やガイドヘルプも社会に理解を広げる砦の役割を果たせるよう、利用者さんとの地域生活をつくっていきたいと思います。N