ある雑誌記事でこれまで企業は様々な物事を便利にするために開発を進めてきた。つまりそれは問題解決のための技術を磨いてきたことになる。
 しかし、それがほとんどの場合、機械によって解決または解決策が出されるようになっている。しかもスマホの普及によってその技術を誰もが簡単に利用できるようになっている。
 だから人の役割は解決法を見つけることよりも問題を見つけることなのだ。
とのことでした。

 さて、この“問題”が一番の問題だな、と思いました。私たちは子どもの頃から与えられた問題に間違いなく解答する訓練を受けてきています。
 それが簡単に言えば問題をつくる側になる必要が出てきたと言えると思います。
 それを文科省も教育改革でやろうとしているのだと思いますが周りと同じでいる事、目立たない事、逆らわない事を求められてきた人たちが真逆の事を求められる事になります。
 それは教員も企業の指導者も同じではないかと思います。

 その中で福祉の現場は、当事者の困り感の本質はどこにあるのか、仮設を立て、検証し、を繰り返し、どこに問題があるのかを探るのが日常です。

 更に、違和感のある部分≒問題がある部分、と考えるならば、自閉症の人はそこを見つける天才です。
 ますます皆さんの持ち味が発揮される世の中になっていくよう、今日も試行と観察と反省を繰り返したいと思います。N