夜間中学の利用が広がっているそうです。
国が何らかの理由で通学日数が少なく、卒業はしたけど満足な授業が受けられなかったという人にも門戸を開いたことや先に話題にさせていただいたリカレント教育、学び直しを希望される方が多くなっていることからと考えられますが、夜間中学自体が少ないのが実情のようです。その数は8都道府県に31校のみとのこと。そこで国は各都道府県に1校設置を目指し始めたとのことです。

2016年に成立した教育機会確保法からの流れですが、学校の設置と同様、そのスタッフ確保が問題のようです。そうした中で埼玉県川口市での取り組みは地域が一体となったものになっているそうです。
スタッフは教員だけでなく、学生や会社員も参加しており、聴覚障害者受け入れのため、手話通訳のスタッフもいるそうです。

 そういった環境整備の中で外国人の受け入れが進んでいるとのこと。カタカナを覚えたことで初めて自分の名前が書けた、役所での手続きが出来るようになった等、喜びの声が上がっているとのことです。
 一部、外国人の受け入れ自体の是非が話題になっている面もありますが、外国人とか障害者とかと言った表現そのものが古くなりつつあるのではないかと思います。身近にいる地域の人たちが自分たちでより良い街づくりをするために教育の充実は欠かせません。こういった草の根の場所でダイバーシティが進んでいくことが一番大事なのではないかと思いました。

 飛び抜けて得意分野に関する知識が豊富な方が多い自閉症の方がその力を活かして教壇に立つ日も遠くないかもしれません。N