新緑の季節。葉がキラキラ光って、風が心地よい一番過ごしやすいはずの時期となりましたが、引き続き感染症拡大を防ぐ行動は継続しなければなりません。
 とはいえ、このゴールデンウィークに入るに当たって自治体から発表されたガマンウイークというのは、分かりやすくはありますが、センスがないと思ってしまったのは私だけでしょうか。
 ともあれ、ストレスが重なって辛くなる頃かと思いますが、そういった時こそ遠慮せずにSNS、ネットに不満を叫ぶ、お電話で愚痴を言い合う、等々いい人になり過ぎず、目的である感染拡大の防止を達成するためにがんばっていきましょう。

 この一月半ほどの間、風の谷関係者の方々には法人の感染対策にご理解、ご協力いただき、誠にありがとうございます。
 まだまだ終局の見えない状況ではありますが、利用者さんにとっても私たちにとっても大きな財産となる経験になることは間違いありません。
 特に記憶と経験で生きるといわれる自閉症の方にとっては大きなストレスとなる場合か多いかもしれませんが、その分、大きなレリジエンス〜生き抜く力〜となると思います。
 大変な時こそ"今"に囚われることなく、未来の想像を楽しみながら一日ずつ乗り切っていきましょう。

 先日、あるご家族との話の中で、利用者さんが意外にも様々な予定の変更を受け入れられているとの話題が出ました。

 やまびこ工房等でも私たちがドキドキしながら書面等でお知らせした際に黙って受け取られる、『〜なし』や『しようがない』とご自分に言い聞かせるようにされる方が多くいらっしゃいます。
 周囲のあらゆるものから情報をキャッチされ、ある程度の予測(覚悟?)を持たれているのでしょう。
 
 あるご家族は、動画配信サービスの中でカラオケがあることを知り、早速自宅でカラオケボックスを設定してみよう、との計画をされているとのことでした。場所が違うので受け入れてもらえない可能性も十分考えられるけど、どうなるか楽しみ、と仰っていました。
 これまでご家族が一緒になって色々な壁を乗り越えてこられたからこその言葉なのだと思います。

 私たちも皆様の健康と安全を第一としながら利用者さんのそういった力を活かせる過ごし方を考え、提案してまいりたいと思います。N