五月は陽射しが暖かくて、風がひんやりしていて、空気も乾いていて、緑もきれいで「一年がずっと五月ならなー」と思っていました。ところが、そんな私が気持ちいい、と思っていた季節が人によっては辛い季節だということを最近知りました。

 肌が乾燥する人やアトピー性皮膚炎の人にとってこの季節は、肌が乾燥してかゆみが出たり、そこを掻き壊して傷になってしまったりするそうです。それは、私にとっては思いもよらないことでした。以前読んだ本の中で、ある自閉症の人は雨が皮膚に当たると痛みを感じる、というのがありましたが、普段の何気ない季節の移り変わりも、それぞれの感じ方があるのだろうな、と想像しました。


地にとどく手前を掬う夏燕 【ちにとどくてまえをすくうなつつばめ】

ここ何日かで空気が湿気を含んできましたね。まもなく雨の季節です。(S)