やまびこブログ~風の谷の徒然なる日々~

 法人の活動報告やイベント告知を中心に、スタッフが日々感じたことや自閉症の方の魅力、福祉の仕事の楽しさについて発信しています。

2019年05月

 ナウシカのあるお部屋。ふりかけが整頓して置いてありますが、もう10年以上引き出しの上に並べられていたものです。
 理由は分かりませんが模様替えをされたようです。こういった変更を加えるタイミングは、私の場合、"ちょっと片付けるか〜"といった思いつきで行いますが、極力変化を起こさずに済むようにされる自閉症の方が敢えて長年の形を変更するというのは私にとっても"事件"でした。
 その理由を解明するには数年かかるかもしれませんが、また一つ、魅力的な謎が増えました。
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 大変長い間、休載してしまい、申し訳ありませんでした。私のスマートホンの調子が悪く、更新が反映されておりませんでした。
 無事、修理も完了し、また鋭意(?)感じたことを綴ってまいりたいと思います。

 タイトルにある通り、無駄なことはないという話です。ある世界的に活躍するガン治療の専門医のインタビュー記事にあった言葉です。
『どこか1つでも歯車が欠ければ今の私はありません』と。
 私も様々な出会いや経験のおかけで今の自分でいられることは実感しています。
 同時にその今の自分をつくってくださった人たち、環境、または自身の選択を認め、アレがあったからこそ、と捉えることは大事なことなのではないかと思いました。
 今日の仕事が未来に機能する不可欠な一日となるよう頑張りたいと思います。N

 私たちは意思決定支援を基本に置きながら支援の組み立てを行っています。

 個々に意思の確認の仕方がありますが、中には意思確認の場面の経験が少ないことから、こちらの意図がうまく伝えられなかったり、私たちも利用者さんの言わんとされていることが上手く汲み取れなかったりすることが多々あります。

 まずは一つ一つ意思確認の場面を設定すること自体が主たる取り組みという場合もありますが、何かを決めていただいたり選んでいただく際に気を付けなければならない点として"ジャムの法則"があります。
 
 アメリカの研究でジャムを20数種類用意した台と6種類に限定した台で売上の比較をしたところ、購買行動につながったのは圧倒的に6種類の方だったというもの。意思確認は大切ですが、その情報が当事者に合った形に整理されているのかどうかといった点も支援のポイントなのだと思います。

 同時に私たちに当てはめてみるとインターネット、スマホの普及により圧倒的な情報量にさらされる毎日となっています。自分に必要な情報を選ぶこと、またその意味を正しく理解する力がより必要になっているのではないでしょうか。

 その判断のもととなるのは、もちろん豊富な知識や経験が役立つでしょう、しかし、その知識をどう活用するかといった方向づけのような自身の羅針盤のようなものが大切なのだと思います。

 "みんな"が判断や行動の基準になり、必死で空気を読まなければならなかった平成から個人が何を志向し何を選ぶのか、ますます自分の気持ちが大事になる時代、令和へ。自分が何を目指すのか、何のためにその情報を得るのかを認識しながら行動することが求められる時代なのだと思います。N

 先日、平成の末に誕生会第2弾が行われました。この回は還暦のお祝い!
調理担当者が張り切ってケーキを焼き、衣装も製作。
 しかし普段と違うことが多すぎたためか、期限を損ねられてしまい、袖を通していただくのは後日ということになりました。いつも通りが一番ですね。
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