やまびこブログ~風の谷の徒然なる日々~

 法人の活動報告やイベント告知を中心に、スタッフが日々感じたことや自閉症の方の魅力、福祉の仕事の楽しさについて発信しています。

2020年01月

 ある本の抜粋です。
『成功も失敗も、人によって定義は違う。』
 なるほど、と思いました。

 私たちは、便宜的に〜障害という表現で、ある人の一時的な状態を表しますが、物事をどう言い表すかということは意外と重要で、その表現に引っ張られてイメージが出来上がることもあれば、その反対にイメージから物事の呼び方を選択する場合もあります。
 また、それを聞いた人によって得られるイメージも違ったものになるのではないかと思います。

 そうした中で大事にしたいのは常に偏らないことです。
 言い方にすると〜ねばならぬ、は出来るだけなくしたいと考えています。その〜ねばならぬ、〜であるべき、が前提になった時に〜障害との表現も生まれやすくなるのではないでしょうか。

 何が障害で何が健常なのか、それはその場の環境だけでなく、冒頭で紹介させていただいたように一人ひとり違ったものなのではないかと思いました。N

 新聞記事からです。
 この4月に北海道白老町オープンする。アイヌ文化の博物館です。
 https://ainu-upopoy.jp/
 未だに、日本は単一民族国家である、と言って憚らない人がいる反面、こういった動きが大きく取り上げられ、注目されることは、誰もが住みやすい地域社会づくりに欠かせないのではないかと思います。
 
 アイヌは人間を表す言葉で対してカムイが神を表す言葉です。
 ここで言うカムイは人以外のもの、人間を生かしてくれる全ての環境を指します。その考え方を象徴しているな、と感じるのが山々が色付いた頃にアイヌの人たちは"山が着替えたね"と表現します。

 地球環境の危機が叫ばれる中、一番の対策は人の考え方をアップデートする事ではないかと思います。そのためにアイヌの方から学べることは多いのではないでしょうか。N

 大変ご無沙汰いたしております。
 2020年、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

 本日やまびこ工房は仕事始めでした。
 皆さん、お元気でいらっしゃいました。中には新しい部屋での仕事始めとなった方もいらっしゃいましたが、特別な抵抗、混乱なく過ごされていました。
 利用者さんのご家族から連絡帳にて年末年始の休み中のご様子を伺いましたが、ご家族とのやり取りの様子が、やまびこ工房やグループホームでのやり取りと似通った部分もあり、より関係性を深めることが出来ているのかな、と嬉しく思いました。

 今年も寒さはいよいよこれからですし、インフルエンザ、ノロウイルス等も流行る時期となります。
 健康第一で色々なことを楽しんでいただける一年にして参りたいと思います。N

このページのトップヘ