やまびこブログ~風の谷の徒然なる日々~

 法人の活動報告やイベント告知を中心に、スタッフが日々感じたことや自閉症の方の魅力、福祉の仕事の楽しさについて発信しています。

2020年04月

 連日、新型ウイルス感染によって大きな影響を受けている人、ご家族の報道がなされています。状況は深刻の度合いを増している感があり、報道も悲劇的な話題が多くなっています。そんな中ですが私たちは出来ることを冷静に継続していきたいと思います。
 感染拡大をくい止めるために、提唱されていることを確認したいと思います。
 (政府専門家会議より)
 ①実家等の帰省を避け、ビデオ通話などを活用してオンライン帰省をする。
 ②買い物は1人または少人数で、空いている時間に行う。
 ③ジョギングは少人数で行う。場所、ルートも人が多い所を避ける。
 ④急ぎでない買い物は通販で済ませる。
 ⑤飲み会、会合はオンラインで行う。
 ⑥診療はオンライン、電話相談等の遠隔診療を受ける。
 ⑦筋トレ、ヨガ等はジムへ行かず、自宅で動画等を利用して行う。
 ⑧飲食は外食をせず、持ち帰り、宅配を活用する。
 ⑨仕事は極力在宅で。通勤は医療、インフラ、物流など社会機能維持のための業種に限る。
 ⑩会話はマスクを着けて行う。

 これらは、三密を避けるとの前提の上でのポイントとなります。皆でこれまでにないGWの過ごし方を実践して乗り越えましょう。

 風の谷では通常、休日や連休時にヘルパーとの外出サービスを活発に行ってまいりましたが、現在の社会状況を踏まえ、何よりも命を守ることを第一とし、大幅に縮小した形での運営を行わせていただいております。ご家族にはこれまで以上にお世話になりますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
 以前の記事でも書かせていただきましたが何でも遠慮なさらず、ご連絡、ご相談いただきたいと思います。

 ご不便をおかけする中ではありますが、先日、連絡帳にて数年来ヘルパーとの外出が主となっていた中で久しぶりにご家族との外出の機会があり、ご家族の方から「久しぶりで楽しかった」との声もいただきました。
 今できること、今の状況の中で楽しめる方法を利用者さんと一緒に考えてより活動の充実を図ってまいりたいと思います。N 

 様々な活動が自粛となる中ですが、今できることをやまびこ工房では継続中です。
感染症対策のため、お店に出せる機会は少なくなっていますが、この機会に新製品の開発に挑戦しております。今回はなかなか良い出来栄えだったのではないかと思っております。 
 皆様にお届けできる日が早く来るように利用者さんと共にがんばりたいと思います。N

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 感染症対策で自粛された活動をそれぞれの方が実践されているかと思いますが、グループホームでも極力行っているところです。

 基本的に3つの密を避けることが感染拡大を防ぐことになります。
 密閉・・・定期的な換気を行い、ウイルスを滞留させないこと。
 密集・・・大勢の人が集まる場所へ行かないこと、また集まらないこと。
 密着・・・人との距離をとること。

 ナウシカでも定期的な換気、消毒を行いながら日々の生活を送っていますが人との距離感に関しては比較的、距離を取られる方が多いので、(というより、あまり他者に強い関心をもたれない)その点でのやいりやすさはあります。
 食事も食卓を皆で囲んで、という形ではなく、順番にお一人で、ご自分のペースで召し上がるという形です。
 
 そんな中、先日スタッフ同士で共感した話題があり、ある利用者さんが漢字に関心があり、中でも特定の文字、単語をよく話題にされています。
 それが、「密談」「密閉」「密命」
 ナウシカで三密といえば、コレだよね、と和む話題がありました。

 皆様、いよいよ自粛期間も長くなり、様々な不自由が重なってきたかと思いますが、ここからが正念場とも言えます。正に、一人が皆のために、皆が一人のために、一緒になってがんばりぬきましょう。

 先に冬から春へとの写真をアップさせていただきましたが、急に寒くなり雪まで降ったかと思えば、もう過去に遠ざかり、すっかり暖かくなりました。
 過ごしやすい時期になっていくかと思いますが、コロナウィルスに関連した緊急事態宣言の準備のニュースも出ており、気が抜けない状況です。
 こういった時こそ基本的なことを確実に行うことを意識していきたいと思います。
 幸いナウシカの皆さんは手指消毒に関して抵抗される方は少なく、皆さん、行なってくださっております。マスクはどうしても感覚的に厳しい方もいらっしゃいますが、感染のパターンとして菌が付着した物を触ったことで、ほれが口や鼻から入ることになるという流れが多いようです。
 感染しないことも大事ですが、それ以上に感染させない、との意識が一番必要なのではないかと思います。
 お一人お一人がいつでも感染源になるとの当事者意識をもちながら対応していけたらと思います。
 
 ナウシカ近隣にて春真っ盛りです。
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 学校が久しぶりに開校されています。子どもたちの声が聞かれ、校舎も喜んでいるように見えます。
 そういった中ですが長引く待機、休校の環境から家庭内で不安定になられる方も多くなっているようです。
 決まった場所に通える形が取れる方ばかりではなく、自宅で長く過ごされるお子さん等、ご家族との距離感も近くなっている中で関係性を保つのが難しくなっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 すぐに解決策が出るわけではありませんが、可能な方はご近所さん、親の会の方、親戚の方へご連絡をされるのが良いと思います。
 人が集まれなくなっている分、顔を合わせない相手に気を遣って独りで抱え込むことのないように、大変だ、と一緒にグチれる人がいること自体が力になるかもしれません。

相模原市の相談支援事業所です。

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 また、風の谷でも相談支援サービスがございます。相模原自閉症相談室、相模原南自閉症相談室もご利用ください。

 毎年4月2日~8日は自閉症啓発週間です。
 例年、ブルーライトアップやシンポジウム等、活発なイベントが開催されてきましたが、
今年は感染症拡大の状況により、インターネット上でのやり取りが盛り上がっております。
ツイッターでは#自閉症 #autismawareness 等の困難な状況下での楽しい時間が投稿されています。
 よろしければご覧ください。

 👇こちらは自閉症啓発週間のオフィシャルホームページです。
http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=543

 さて、”自閉症啓発”と言うと私は学生の頃から自閉症=引きこもりとの誤解を解消すること、との
イメージが強くありますが現在メディアでも多々取り上げられるようになり、そういった啓発は進んで
いるのかと思います。では、今、これからの啓発とは、どういったことなのでしょうか?
 私たちは自閉症支援施設との看板を掲げており、その活動を20年行ってきました。令和の自閉症啓発というものをしっかり考えながら支援を行ってまいりたいと思います。
 その意味でも当サイトでは自閉症の人の魅力を発信していきたいと思います。その魅力にハマってしまった人が風の谷のスタッフとなっています。そのため、パート勤務の人も含め、勤続年数が長いことは一つの特徴なのではないかと思います。

 話は変わって、現在、コロナの影響で予定の変更が余儀なくされ、不安や混乱を感じやすい状態にある方が多くいらっしゃると思います。その対処法として”こだわり”と言われるルーティンの行動があり、その場面が増えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
 ルーティンは野球のイチロー選手やラグビーの五郎丸選手などの方法が紹介され有名ですが、今、活動の制限を受けている全ての人に使える方法なのではないのかと思います。 
 私も朝起きてからの行動のパターンを決めており、歯磨き、洗顔の順や始め開くアプリやかけるBGM等を一定にして朝のペースつくりを行っています。
 活動が制限される時だからこそ、自分に合ったルーティンをつくる良い機会かもしれません。
 特に新社会人の皆さんは入社した途端に待機となってしまった方もいらっしゃるでしょう。仕事をするリズムを整えるルーティンを作ってみても良いかもしれません。
 この時期に設定することで数年経った後でも初心を取り戻し、スタートできる方法となると思います。N

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