最近読んだもの、お聞きしたお話からです。
 
 かつて過酷な経験から心身ともに傷つき、長い間社会生活が困難になってしまうといった経験をされる方がいらっしゃいます。
 そういった場合、書くことが一歩踏み出すきっかけになることがあるとのことです。

 書くことによって自分を客観視できる面もあると思いますが、あまりに辛い経験をすると時間が止まったようになってしまいます。体験した当時から時間が動かなくなるという話は先の戦争や震災を体験された方からも語られていることです。

 その止まった時間が前のページに書いてあることで時間の流れを実感する手伝いになる効果があるようです。

 あるお子さんを亡くされた方は、当時のお子さんの年齢に合わせた書き方をするか、時が流れた今の年齢に合わせた漢字混じりの書き方にするか迷って書くことができない、とのお話も。

 SNSを利用されている方がほとんどの現在。この時間に何をして、何を考えていたか、記録を残すつもりで使ってみるのも良いのかもしれません。